お久しぶりです。私は元気です。
タイトルの通り、バックエンドのDBをPostgreSQLにして、Zabbix2.2をインストールしてみました。
Zabbixのバックエンドには色んなDBが使えるはずなのに、MySQLの情報ばかりです。
挙げ句の果てに、Zabbix本家のマニュアルにもMySQLを使った場合しか書いていません。
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/install_from_packages
というわけで、PostgreSQLを使った場合のインストール方法をまとめてみようかと(zabbixサーバのみ)。
0. 準備
今回はRHEL6.4、PostgreSQL9.3.3を使います。OSの準備、設定は省略して、PostgreSQLのインストールと設定から始めます。
まず、PostgreSQLのソースコードをダウンロードし、インストールを行います。
$ wget http://ftp.postgresql.org/pub/source/v9.3.3/postgresql-9.3.3.tar.gz $ sudo yum groupinstall 'Development tools' $ sudo yum install -y readline-devel zlib-devel bison flex $ tar xvfz postgresql-9.3.3.tar.gz $ cd postgresql-9.3.3 $ ./configure --prefix=/usr/local/pgsql-933 $ make $ sudo make install
yumでインストールしているのはコンパイルに必要なパッケージです。
1. リポジトリ設定パッケージのインストール
Zabbix用のリポジトリ設定パッケージをインストールします。$ sudo rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el6.noarch.rpm
2. Zabbixパッケージのインストール
yumで一発です。$ sudo yum install zabbix-server-pgsql zabbix-web-pgsql
2. Zabbixデータベースの作成
データベースクラスタを作成し、zabbix管理用のユーザ、データベースを作成します。$ export PATH=/usr/local/pgsql-933/bin:$PATH:$HOME/bin # PATHの設定 $ mkdir -p /pgdata/data $ initdb -D /pgdata/data/ -E utf8 --no-locale $ pg_ctl -D /pgdata/data/ start $ createuser -U postgres zabbix $ createdb -U postgres -O zabbix zabbix続いて、スキーマとデータをインポートします。
$ psql -U zabbix zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-pgsql-2.2.2/create/schema.sql $ psql -U zabbix zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-pgsql-2.2.2/create/images.sql $ psql -U zabbix zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-pgsql-2.2.2/create/data.sql
3. Zabbixサーバプロセスの起動
設定ファイルにデータベースの情報を入力します。$ sudo vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf : : DBHost=localhost DBName=zabbix DBUser=zabbix DBPassword= : :
サーバプロセスを起動します。
$ sudo service zabbix-server start
4. Zabbix WebインターフェースのPHP設定
ZabbixはWebインタフェースを使用するみたいです。Apacheの設定ファイルが、/etc/httpd/conf.d/zabbix.confにインストールされます。
ここでは、以下のように設定しました。
最低限、timezoneは設定する必要があります。
$ sudo vi /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf : : php_value max_execution_time 600 php_value memory_limit 128M php_value post_max_size 32M php_value upload_max_filesize 16M php_value max_input_time 600 php_value date.timezone Asia/Tokyo : :設定した後は、httpdを再起動する必要があります。
$ sudo service httpd restart
5. WebアクセスのためのOS設定
HTTP通信ができるように設定を行っていきます。まず、石川さんに謝ります。
$ sudo setenforce 0 $ sudo reboot続いて、ファイアウォールの設定を行います。
ポート80での通信を許可します。
$ sudo /sbin/iptables -I INPUT -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
6. Zabbix Webインターフェースからの設定
http://[zabbixサーバのホスト名 or IPアドレス]/zabbix へブラウザでアクセスします。下記のような画面が見えれば成功です。
「NEXT」をクリックします。
続いて下記の画面にて、全ての項目が[OK]であることを確認して「NEXT」をクリックします。
続いて、DB設定を行います。下記のように設定を行い、「Test Connection」をクリックします。
接続に成功したら、「NEXT」をクリックします。
Zabbixサーバの設定を行います。Zabbix サーバとフロントエンドが同じところで動いているので、このまま「NEXT」をクリックします。
確認画面で問題なければ、「NEXT」をクリックします。
無事インストールが終わると下記のように表示されます。
そのままZabbix 管理画面へのログインします。
下記のような画面が見えて、Zabbixサーバーの起動が「Yes」とか「はい」となっていればよいみたいです。
(言語設定はプロファイルで変更できます。)
ひとまず今日はここまで。
では。
参考資料
下記、参考にさせていただきました。ありがとうございます。○本家マニュアル
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/install_from_packages
○第 1 回 Zabbix を動かしてみよう - SRS OSS
http://www.sraoss.co.jp/technology/zabbix/introduction/01-firststep.php#3
Tweet
0 件のコメント:
コメントを投稿